【熱中症対策】最前線 ~命を守る、街の知恵~
(更新)

いつものマスク、そのままで大丈夫ですか?
感染症対策としてすっかり日常に定着したマスク。
でも、暑くなる季節には「熱中症」のリスクがじわじわと高まっているのをご存じでしょうか。
実はマスクをしていると、顔に熱がこもったり、のどの渇きに気づきにくくなったりと、気づかないうちに体に負担がかかってしまうのです。
特に夏の屋外や長時間の着用では、真面目に対策している人ほど危険に近づいてしまうことも…。
この特集では、マスク着用による熱中症のリスクと、私たちにできる対策について、身近な視点で分かりやすくお伝えします。
マスクをしていると
■顔の熱がこもりやすくなる
■呼吸がしづらくなる
■のどの渇きを感じにくくなる
といった理由から、体温調節がうまくできず、熱中症のリスクが高まります。

その他にも「持病をお持ちの方」「通勤・通学などで長時間のマスク着用」も注意が必要です
マスクをすると、顔の大部分が覆われるため、体の熱を逃がしにくくなります。顔は本来、汗をかいて熱を放出する「放熱器官」でもあるため、ここがふさがれると体温が上がりやすくなります。
マスク内は湿度が高く保たれるため、実際には脱水が進んでいてものどの渇きを感じにくくなります。その結果、水分補給が遅れ、気づかないうちに熱中症が進行することがあります。
マスクをしていると呼吸がしづらくなり、軽い運動でも息苦しさを感じやすくなります。これが体温の上昇や疲労感につながり、熱中症のリスクを高めます。
「人前で外しにくい」「感染対策として外せない」 といった意識から、屋外でもマスクを着け続けてしまい、 結果として体に熱がこもりやすくなります。

マスクをしていると、口元の湿度が高くなりのどの渇きを感じにくくなるため、脱水に気づきにくくなります。のどが渇いていなくても、こまめに水分を補給する事が大切です。

昼休みや休憩時間に、日影や風通しの良い場所でマスクを外して呼吸を整える時間を意識する事も大切です。体温の上昇を抑えるにはやはり通気性の良い服装選びがポイントです。綿や麻などの吸湿性・通気性に優れた素材を選びましょう。また服装は白や淡い色が直射日光の熱の吸収をしにくくする効果もあります。帽子や日傘なども活用していきましょう。

屋外で2m以上の距離があるときなどは、「熱中症予防」の観点からもマスクを外すことを選択しましょう。
特に通勤・通学・散歩中など、周囲に人がいない時は積極的に外しましょう!
また、どうしても外せない時は、マスクの素材に注目してみます。不織布マスクは通気性がやや低めです。冷感素材や立体構造のマスクを選んだり、顔にフィットし過ぎると熱がこもるので、少し大きめのマスクを選びましょう。

マスクで熱が溜まりやすい顔の周辺などの熱を逃がす工夫を取り入れましょう。「冷感スプレー(メントール配合)」「冷感マスク(通気性・吸湿性に優れた素材)」「首掛け扇風機やタオル」などのグッズは有効的に活用いただけます。
マスクは感染症対策に大切ですが、夏場は「熱中症対策」とのバランスがとても重要です。
無理せず、状況に応じて上手に使い分けていきましょう!
ひとりの意識が、みんなの安心につながる
マスク熱中症は、正しい知識とちょっとした工夫で防ぐことができます。
「自分は大丈夫」ではなく、「みんなで気をつける」ことが、安心して過ごせる夏への第一歩です。
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※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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